2011/04/12 12:00:00
やっぱりか
本日、経済産業省原子力安全・保安院が福島原発事故の深刻度を国際評価尺度(INES)の暫定評価で、あのチェルノブイリと同じ「レベル7」とする発表をしました。東日本大震災により原子炉や使用済み燃料プ−ルの冷却機能が失われ、大量の放射性物質が外部に放出される事態となりました。
思い出すのはと、私が大学院の修士を修了して、ある電気メ−カ−に研究者として勤めだしたときのことです。
私は、情報関係の研究をしていましたが、ある同期の研究者は重電という事業部で原子力関係の研究をしていました。その研究者は、原子力発電所は、100%大丈夫だと力説していました。私が、「研究者として100%という言葉を使っていいのか!」と問い詰めても、彼は譲りませんでした。彼曰く、地盤や設備など念には念を入れて調べてあるそうでした。
しかし、所詮は人間です。彼は間違っていました。東海村のヒュ−マネラ−の事件もありましたが、今回は洒落になりません。研究者が100%と言うのですから、慢心していました。
原子力発電関係者は、猛省して、この取り返しのつかない事態を修復してください。そして、今後の方針を早急に示してください。