平成30年度の確定申告あれこれ
国税庁はこのほど、2月18日(月)から始まる平成30年分の確定申告を前にして、「平成30年分の確定申告においてご留意いただきたい事項」をまとめてHPに公開しました。留意事項は、「配偶者(特別)控除が変わります」「スマホ×確定申告 スマート申告始まります」「マイナンバーの記載等をお忘れなく」「医療費控除について」「忘れていませんか、その所得 申告漏れにご注意を」など全9項目にわたります。
配偶者控除は平成30年分から、控除対象配偶者の範囲が配偶者の給与収入201万円まで拡大されたほか、納税者本人の合計所得が900万円を超える高所得者については廃止・縮減されており、具体的な控除額や適用対象となる収入を図解しています。
同庁HPの確定申告書等作成コーナーをスマートフォン専用画面にしたスマホ申告は、年末調整済みの(1か所からのみ)給与所得者が、医療費控除やふるさと納税などの寄附金控除を適用して還付申告する場合に利用できます。スマホ申告はe−Taxで送信することによってその利便性を受けられますが、従来のマイナンバーカードによる電子署名はできないので、今年から暫定的に実施するID・パスワード方式の電子申告となります。同方式は、確定申告会場で本人確認のうえ、通知を受けたID・パスワードを使って送信するものです。
申告漏れについては、ネットオークションやフリーマーケットアプリ、ビットコインをはじめとする仮想通貨の売却、競馬等のギャンブルから生じた所得について注意喚起しており、特に仮想通貨は同庁HPの計算書で自動計算できることを示しています。
国は、スマホ等様々なツールにより、電子申告を推進し、コスト軽減を図っています。電子政府の施策の中で、税は優等生です。これからもっと拍車がかかると思います。
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